危険物取扱者乙4試験対策として、危険物保安監督者に関する内容の覚え方について解説していきます。
危険物保安監督者に加え、危険物保安員や危険物統括管理者についても併せて確認しておきましょう。
危険物保安監督者の覚え方➀絶対暗記しておきたい内容
危険物保安監督者に関して、覚えておきたい暗記ポイントは以下のとおり。
危険物保安監督者を必ず選任しなければならない施設
- 製造所
 - 屋外タンク貯蔵所
 - 移送取扱所
 - 給油取扱所
 
危険物保安監督者は、甲種・乙種で、丙種は資格がない。
危険物保安監督者は、保安員や作業者に必要な指示を行う。
危険物保安監督者がいらないのは、移動タンク貯蔵所である。
危険物保安監督者の選任または解任は遅滞なく、市長村長等へ届け出なければならない
危険物施設保安員は、危険物保安監督者の指示に従う。
危険物保安統括管理者は、保安に関する業務を管理する。
試験では危険物保安監督者と危険物保安員の業務が逆で出題されたり、危険物保安監督者を必ず選任しなければならない施設を問われたりしますので、しっかりチェックしておきましょう。
危険物保安監督者の覚え方②施設との関係

危険物保安監督者や危険物施設保安員、危険物保安統括管理者と製造所等の施設との関係をまとめると以下の表のとおりです。
| 保安 監督者  | 保安統括 管理者  | 施設保安員 | 保安 距離  | 保安 空地  | |
| 製造所 | ◎ | ◎ (3000倍以上)  | ◎ (100倍以上)  | ◎ | ◎ | 
| 屋外タンク貯蔵所 | ◎ | ◎ | |||
| 移送取扱所 | ◎ | 特定 移送取扱所(注)  | ◎ | ◎ | |
| 給油取扱所 | ◎ | ||||
| 一般取扱所 | ◎ (3000倍以上)  | ◎ (100倍以上)  | ◎ | ◎ | |
| 簡易タンク貯蔵所 | ◎ | ||||
| 屋外貯蔵所 | ◎ | ||||
| 屋内貯蔵所 | ◎ | ◎ | |||
| 移動タンク貯蔵所 | |||||
| 屋内タンク貯蔵所 | |||||
| 地下タンク貯蔵所 | |||||
| 販売取扱所 | 
(注)指定数量以上の第4類を扱うものに限る
さらにくわしくは危険物保安監督者が必要な施設(選任・届け出・実務経験)でご確認ください。
危険物施設保安員は、危険物保安監督者のもとで、施設の構造や設備の保安に従事する者を指します。
危険物保安員に資格は不要で、届け出の必要もありません。(免状不要)
選任が必要となる施設
➀指定数量の100倍以上の危険物を取り扱う【製造所】や【一般取扱所】
②移送取扱所
危険物保安統括管理者は主に、保安に関する業務を管理します。
そして危険物を大量に取り扱う事業所においては、事業に関して統括責任をもつ担当者を危険物保安統括管理者として選任しなければなりません。(所有者などが選任)
とくに資格は必要ないですが、市町村長等への届け出が必要となります。
選任が必要となる施設
➀指定数量の3千倍以上の第4類危険物を取り扱う【製造所】や【一般取扱所】
②指定数量以上の第4類危険物を取扱う【特定移送取扱所】
危険物保安監督者の覚え方!必要な施設一覧表まとめ
覚えておきたいポイントまとめ
危険物保安監督者を必ず選任しなければならない施設
- 製造所
 - 屋外タンク貯蔵所
 - 移送取扱所
 - 給油取扱所
 
危険物保安監督者は、甲種・乙種で、丙種は資格がない。
危険物保安監督者は、保安員や作業者に必要な指示を行う。
危険物保安監督者がいらないのは、移動タンク貯蔵所である。
危険物保安監督者の選任または解任は遅滞なく、市長村長等へ届け出なければならない
危険物施設保安員は、危険物保安監督者の指示に従う。
危険物保安統括管理者は、保安に関する業務を管理する。
| 危険物保安監督者 | |
| 製造所 | ◎ | 
| 屋外タンク貯蔵所 | ◎ | 
| 移送取扱所 | ◎ | 
| 給油取扱所 | ◎ | 
以上です。
ありがとうございました。
  
  
  
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