危険物乙4過去問形式★無料問題集(危険物の性質と消火)

乙4無料問題集(危険物の性質と消火) 危険物乙4無料問題集★過去問形式

危険物の性質と消火の分野からランダムで出題しています。

危険物乙4過去問形式★無料問題集(危険物の性質と消火)

【1】次の文の( )内にあてはまる語句の組合せは、 次のうちどれか。

「自然発火とは、物質に点火源を与えないで、物質が常温において (A)し、その熱が長時間(B)し、 (C) に達して自ら燃焼する現象である。」

1 A(発熱)B(放出)C(発火点)

2 A(発熱)B(蓄積)C(発火点)

3 A(吸熱)B(蓄積)C(引火点)

4 A(吸熱)B(放出)C(発火点)

5 A(発熱)B(蓄積)C(引火点)

2

【解説】

自然発火とは物質に点火源を与えず、物質が常温において発熱し、その熱が長時間蓄積し、発火点に達して自ら燃焼する現象

【2】次の液体の引火点及び燃焼範囲の下限値の数値として考えられる組合せとして、次のうち正しいものはどれか。

「ある引火性液体は30°Cで液面付近に濃度9vol%の可燃性蒸気を発生した。 この状態でマッチの炎を近づけたところ引火した。」

1 引火点(10℃) 燃焼範囲の下限値(11vol%)

2 引火点(15℃) 燃焼範囲の下限値(4vol%)

3 引火点(25℃) 燃焼範囲の下限値(10vol%)

4 引火点(35℃) 燃焼範囲の下限値(8vol%)

5 引火点(15℃) 燃焼範囲の下限値(11vol%)

2

【解説】

30℃で引火したということは、引火点が30℃を超えるものは誤り。

また濃度9vol%で引火したので、燃焼範囲の下限値は9vol%以下だと分かる。

よって2が当てはまる。

【3】可燃性液体の危険性は、その物質の物理的、 化学的性質の物性の数値の大小によるものである。 次のうち、 小さいほど危険度の大きいものはどれか。

1 最小着火(発火) エネルギー

2 火炎伝播速度

3 蒸気比重

4 燃焼速度

5 燃焼上限値

【解説】

最小着火エネルギーが小さい液体ほど発火しやすく危険

【4】第4類の危険物の性状で、A~Dの記述のうち、正しいもののみをあげたものは、次のうちどれか。

A すべて蒸気は空気より重い。

B すべて可燃性の固体である。

C すべて酸素を含有する化合物である。

D 液比重が1より大きい。

1 A  2 B  3 C  4 D  5 B・C

1

【解説】

B(×)第4類は引火性液体である

C(×)ガソリンなどは化合物でなく混合物

D(×)水より軽い(液比重が1より小さい)ものが多い

【5】第4類危険物の一般的性状として、 次のうち誤っているものはどれか。

1 アルコール、 有機溶剤に溶ける。

2 蒸気比重は1より大きい。

3 液比重は1より小さい。

4 摩擦やかく拌により静電気が発生しやすい。

5 低所より高所をよく換気する。

5

【解説】

第4類の一般的性状は、蒸気は空気より重く低所にたまるので、低所の喚起をよくする。

残った蒸気は換気扇により高所から外へ排出する。

【6】液温を 0°Cにした危険物にマッチの炎を近づけると1つだけ引火した。 その危険物は次のうちどれか。

1 ギヤー油

2 大豆油

3 クレオソート油

4 重油

5 ジエチルエーテル

【解説】

0℃で引火するのは引火点が−20℃以下の特殊引火物と、21℃未満の第一石油類に絞られる。

選択肢には第一石油類はないので、特殊引火物であるジエチルエーテルが正解となる。

灯油

【7】引火点と燃焼範囲についての説明として、次のうち正しいものはどれか。

1 引火点以上では蒸気は発生しない。

2 可燃性蒸気と空気の混合割合が適正ならば燃焼する。

3 引火点が高く燃焼範囲が狭いものは危険性が高い。

4 可燃性物質を空気中で加熱したとき、 自ら燃えだす最低の温度で ある。

5 可燃性蒸気が空気中で燃焼するのに必要な酸素濃度の範囲である。

2

【解説】

引火点とは可燃性液体が空気中で引火するのに十分な蒸気を液面上に発生するときの最低液温をいう。一方で燃焼範囲とは空気中において燃焼することができる可燃性蒸気の濃度範囲のことを指す。

【8】第1類から第6類の性状で次のうち正しいものはどれか。

1 第1類の危険物は、 酸化性の液体である。

2 第2類の危険物は、 可燃性の固体又は液体である。

3 第3類の危険物は、水に溶けない不燃性の液体である。

4 第5類の危険物は、引火性の固体である。

5 第6類の危険物は、 酸化性の液体である。

5

【解説】

1 第1類の危険物は、 酸化性の固体である。

2 第2類の危険物は、 可燃性の固体である。

3 第3類の危険物は、自然発火・禁水性の固体又は液体である。

4 第5類の危険物は、自己反応性の固体又は液体である。

5 第6類の危険物は、 酸化性の液体である。(〇)

【9】危険物を取り扱うとき表示しなければならないものは、次のうちどれか。

1 第2類は「火気厳禁」

2 第3類は「火気注意」

3 第4類は「火気注意」

4 第5類は 「禁水」

5 第6類は火気厳禁」

1

【解説】

第2類は「火気注意」や「火気厳禁」

第3類は「禁水」や「火気厳禁」

第4類は「火気厳禁」

第5類は「火気厳禁」「衝撃」

第6類は「可燃物接触注意」

【10】第4類の危険物について、 法別表第一に掲げる品名とそれに該当する物品の組み合わせとして、正しいものは次のうちどれか。

1 特殊引火物 二硫化炭素

2第一石油類 クレオソート油

3第二石油類 ガソリン

4第三石油類 軽油

5第四石油類 重油

1

【解説】

クレオソート油は第三石油類

ガソリンは第一石油類

軽油は第二石油類

重油は第三石油類

【11】消防法に定める危険物の組合せとして、次のうち誤っているものはどれか。

1ジエチルエーテル 特殊引火物

2ガソリン     第一石油類

3重油       第二石油類

4シリンダー油   第四石油類

5クレオソート油  第三石油類

3

【解説】

重油は第三石油類

【12】法別表第一に掲げる危険物の取扱いについて、 次のうち誤っているものはどれか。

1乙類の免状で、 塩素酸塩類、 過塩素酸塩類、 無機過酸化物、亜塩素酸塩類が取り扱うことができる。

2 乙2類の免状で硫化リン、赤リン、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウムが取り扱うことができる。

3 乙3類の免状で、 カリウム、ナトリウム、 アルキルアルミニウム、 黄リンが取り扱うことができる。

4 乙5類の免状で、 有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物が取り扱うことができる。

5 乙6類の免状で、 過塩素酸、 過酸化水素、 硝酸、 酢酸が取り扱うことができる。

5

【解説】

酢酸は第4類の危険物であるため、乙4類または甲種の免状でなければ取扱いできない。

【13】危険物の類ごとの性質について、 次のうち正しいものはどれか。

1第1類の危険物は、 可燃性の物質で、加熱すると燃焼する。

2 第2類の危険物は、 可燃性の固体である。

3 第3類の危険物は、 二酸化炭素と接触して燃える。

4 第5類の危険物は、 酸化性の液体である。

5 第6類の危険物は強還元性で、ガラスやプラスチックを腐食する。

2

【解説】

1・5(×)第1類、第6類の危険物は酸化性の物質で燃焼しないが、酸素の供給源となって燃焼を助ける。

3(×)第3類の危険物は二酸化炭素と接触して燃えることはない

4(×)第5類の危険物は自己反応性の固体または液体

【14】危険物の類ごとに共通する性状として、 次のうち正しいものはどれか。

1 第1類の危険物は、 可燃性の気体である。

2 第2類の危険物は、 酸化性の固体である。

3 第3類の危険物は、 禁水性および自然発火性の固体又は液体である。

4 第5類の危険物は、 酸化性の固体又は液体である。

5 第6類の危険物は、 可燃性の固体である。

3

【解説】

1 第1類の危険物は、 酸化性の固体である。

2 第2類の危険物は、 可燃性の固体である。

3 第3類の危険物は、 禁水性および自然発火性の固体又は液体である。(〇)

4 第5類の危険物は、 自己反応性物質の固体又は液体である。

5 第6類の危険物は、 酸化性の液体である。

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