危険物取扱者乙4試験と同じ形式で分野ごとに問題を出題しています。(全35問)
試験時間は2時間ですのでぜひ模擬テストとして挑戦してみてください。
危険物乙4の模擬テスト!静電気や危険物法令の問題にチャレンジ
(注)問題中に使用した略語は、次のとおりです。
- 法令・・・・消防法、危険物の規制に関する政令又は危険物の規制に関する規則
- 法・・・・・消防法
- 政令・・・・危険物の規制に関する政令
- 規則・・・・危険物の規制に関する規則
- 製造所等・・製造所、貯蔵所又は取扱所
- 市町村長等・・市町村長、都道府県知事又は総務大臣
- 免状・・・・・危険物取扱者免状
- 所有者等・・・所有者、管理者又は占有者
危険物乙4模擬テスト➀【危険物に関する法令】
[問 1] 法別表第一に掲げる危険物の品名の説明について、次のうち正しいものはどれか。
1 特殊引火物とはジエチルエーテル、 二硫化炭素その他、1気圧において発火点が100°C以下のもの又は引火点が-20°C以下で沸点が40°C以下のものをいう。
2 第一石油類とはガソリン、軽油その他、 1気圧において引火点が21°C未満 のものをいう。
3 第二石油類とは灯油、アセトンその他、 1気圧において引火点が21°C以上 70°C未満のものをいう
4 第三石油類とは重油、シリンダー油その他、 1気圧において引火点が70°C 以上200°C未満のものをいう。
5 第四石油類とはギヤー油、クレオソート油その他、 1気圧において引火点 が200°C以上250°C未満のものをいう。
1
【解説】
2軽油は第二石油類
3アセトンは第一石油類
4シリンダー油は第四石油類
5クレオソート油は第三石油類
[問 2] 法令上、製造所等の区分に関する一般的な説明として、次のうち正しいものはどれか。
1 第2種販売取扱所とは、店舗において容器入りのままで販売するため指定 数量の倍数が15以下の危険物を取扱う所。
2 屋外貯蔵所とは、地盤面下に埋没されているタンクにおいて危険物を貯蔵し、又は取扱う貯蔵所。
3 移動タンク貯蔵所は、自動車又は鉄道の車両に固定されたタンクにおいて 危険物を取扱う貯蔵所。
4 屋内貯蔵所とは、屋内の場所において危険物を貯蔵し、又は取扱う貯蔵所。
5 給油取扱所とは、固定給油設備において金属製ドラム等の運搬容器に直接給油するために危険物を取扱う取扱所。
4
【解説】
1.第2種販売取扱所は15倍を超え40倍以下
2.移動タンク貯蔵所は車両に固定したタンクであり、鉄道ではない
3.設問は地下タンク貯蔵所の説明
4.記述のとおり
5.給油取扱所は、固定給油設備から自動車などの燃料タンクに直接給油するための施設(運搬容器への給油が誤り)
[問 3] 現在、灯油200L を貯蔵している同一の場所に危険物を貯蔵した場合、 法令上指定数量以上となるものは、次のうちどれか。
1 ギヤー油 1,000L
2 軽油 200L
3 重油 1,600L
4 ガソリン 100L
5 シリンダー油 2,000L
3
【解説】
灯油の指定数量は1,000Lであるため、200Lは200÷1,000=0.2となり、あと0.8で指定数量以上になる。
1.1,000÷6,000=0.17
2.200÷1,000=0.2
3.1,600÷2,000=0.8
4.100÷200=0.5
5.2,000÷6,000=0.33
[問 4] 保有空地が必要な施設は、次のうちいくつあるか。
製造所、屋内タンク貯蔵所、簡易タンク貯蔵所(屋外にある)、屋内貯蔵所、一般取扱所、給油取扱所
1.1つ 2.2つ 3.3つ 4.4つ 5.5つ
4
【解説】
保有空地が必要な施設
- 製造所
- 屋内貯蔵所
- 一般貯蔵所
- 簡易タンク貯蔵所(屋外)
- 移送取扱所(地上)
[問 5] 法令上、製造所等の消火設備において、 次のうち誤っているものはどれか。
1 霧状の強化液を放射する小型消火器及び乾燥砂は、 第5種の消火設備である。
2 所要単位の計算方法として危険物は、指定数量の10倍を1所要単位とする。
3 地下タンク貯蔵所は、第5種の消火設備を2個以上設けること。
4 電気設備に対する消火設備は、 電気設備のある場所の100m2毎に第5種の 消火設備を1個以上設けること。
5 消火粉末を放射する大型消火器は、 第5種の消火設備である。
5
【解説】
大型消火器は第4種消火設備である。
[問 6] 灯油を貯蔵する屋内貯蔵所の位置、 構造及び設備の技術上の基準で、 次のうち誤っているものはどれか。
1 貯蔵倉庫の床面積は2,000m²以下とすること。
2 指定数量の10倍以上の危険物を貯蔵し、 取扱う貯蔵倉庫には、原則として避雷設備を設けること。
3 貯蔵倉庫には危険物を貯蔵し、 取扱うため必要な採光照明及び換気の設備を設けること。
4 貯蔵倉庫の床は危険物が浸透しない構造にするとともに、適当な傾斜をつけ、ためますを設けること。
5 貯蔵倉庫には内部に滞留した可燃性蒸気を、 屋外の高所に排出するための装置を設けること。
1
【解説】
屋内貯蔵所の床面積は1,000m²以下
[問 7] 次の文のAとBに該当する組合せで、 正しいものはどれか。
「製造所等の用途を廃止したとき、製造所等の所有者等は( A )その旨を( B )に届出なければならない。」
A | B | |
1 | 7日以内に | 市町村長等 |
2 | 10日以内に | 市町村長等 |
3 | 10日以内に | 所轄消防長または消防署長 |
4 | 遅滞なく | 市町村長等 |
5 | 遅滞なく | 所轄消防長または消防署長 |
4
【解説】
製造所等の用途を廃止した時は、遅滞なく市町村長等に届け出る。
[問 8] 製造所等の許可の取消し、又は使用停止命令の発令事由に該当しないものは次のうちどれか。
1 許可を受けないで、 製造所等の位置、 構造、設備を変更したとき。
2 完成検査済証の交付前に、製造所等を使用したとき。
3 市町村長等が行う修理、改造、 移転の命令に従わなかったとき。
4 定期点検の実施が必要であるにもかかわらず定期点検を行わなかったとき、又は点検記録を保存していないとき。
5 製造所等の譲渡又は引渡しがあった場合に、 市町村長等への届出を怠ったとき。
5
【解説】
製造所等を譲渡又は引渡をしたときの届け出を怠ると指導を受けるが、許可の取消しや使用停止にはならない。
[問 9] 製造所等の定期点検に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1 定期点検は、製造所等の位置、 構造及び設備等が技術上の基準に適合しているかどうかについて行う。
2 定期点検は、所有者等が選任すれば誰でも行うことができる。
3 引火性液体を屋外タンクに貯蔵する場合、 容量が1,000kL以上10,000kL未満の場合、タンク内部も点検しなければならない。
4 定期点検の記録は、一定期間保存しなければならない。
5 定期点検は、原則として1年に1回以上行わなければならない。
2
【解説】
定期点検が行えるのは、危険物取扱者か危険物施設保安員、危険物取扱者の立会を受けた人であり、誰でも行うことはできない。
[問 10] 危険物の運搬容器の外部に表示する注意事項として、次のうち正しいものはどれか。
1 第2類の危険物にあっては、「火気厳禁」
2 第3類の危険物にあっては、 「可燃物接触注意」
3 第4類の危険物にあっては、 「火気注意」
4 第5類の危険物にあっては、「禁水」
5 第6類の危険物にあっては、「衝撃注意」
1
【解説】
第3類は、火気厳禁・禁水
第4類は、火気厳禁
第5類は、火気厳禁・衝撃注意
第6類は、可燃物接触注意
[問 11] 危険物取扱者と危険物保安監督者について、 次のうち誤っているものはいくつあるか。
A 製造所等において、 貯蔵量、 取扱量に関係なく危険物保安監督者を定めなければならない。
B 製造所等において、 危険物保安監督者を定められるのは所有者等である。
C 丙種危険物取扱者は、アルコール類と特定の第四石油類を取扱うことがで 危険物保安監督者になることができる。
D 製造所等において危険物を取扱うには、甲種又は乙種の危険物取扱者の立会いがいる。
E 製造所等の床は、危険物が浸透しない構造にし、適当な傾斜をつけ、かつ、ためますを設けること。
1. 1つ 2.2つ 3.3つ 4.4つ 5.5つ
2
【解説】
危険物保安監督者を必ず選任しなければいけない施設
- 製造所
- 屋外タンク貯蔵所
- 給油取扱所
- 移送取扱所
よってAが誤り。
また丙種はアルコール類の取扱いはできないのでCも誤り。
[問 12] 危険物の取扱作業の保安に関する講習について、 次のうち正しいものはどれか。
1 危険物の取扱作業に従事しているもので法令に違反した者が、1年以内に この講習を受けなければならない。
2 危険物取扱者免状をもつ者は、すべて保安講習を受けなければならない。
3 危険物保安員は2年に1度、この講習を受けなければならない。
4 危険物の取扱作業に従事していない危険物取扱者は、保安講習を受講する義務はない。
5 危険物保安監督者は、5年に1度この講習を受けなければならない。
4
【解説】
危険物作業に従事していない人は受講義務はない。
[問 13] 危険物の移送にかかる文の( )に当てはまるものはどれか。
「移動タンク貯蔵所による危険物の移送では、1人の運転要員による運転時 間が1日当たり( ) 時間を超える移送の場合は、2人以上の運転要員を確保しなければならない。」
1. 6
2. 7
3. 8
4. 9
5. 10
4
【解説】
1人の運転時間が9時間を超える移送の場合は、2人以上の運転要員の確保が必要
[問 14] 次の文のA〜C内に当てはまる語句の組合せで、正しいものはどれか。
「免状の再交付は、当該( A )をした都道府県知事に申請することができ る。 免状を亡失しその再交付を受けた者は、 亡失した免状を発見した場合こ れを(B)以内に免状の(C)を受けた都道府県知事に提出しなければならない。」
A | B | C | |
1 | 交付 | 20日 | 再交付 |
2 | 交付または書換え | 7日 | 交付 |
3 | 交付 | 14日 | 再交付 |
4 | 交付または書換え | 10日 | 再交付 |
5 | 交付または書換え | 10日 | 交付 |
4
【解説】
「免状の再交付は、当該( 交付または書換え )をした都道府県知事に申請することができ る。 免状を亡失しその再交付を受けた者は、 亡失した免状を発見した場合これを(10日)以内に免状の(再交付)を受けた都道府県知事に提出しなければならない。」
[問 15] 法令上、製造所等における危険物の貯蔵、 取扱いの技術上の基準で、次のうち誤っているものはどれか。
1 火災予防のため、 いかなる場合があっても火気を使用してはならない。
2 許可を受けた、 又は届出した品名以外の危険物を貯蔵し取扱わないこと。
3 常に、整理、清掃に努めること。
4 危険物のくず、 かす等は、 1日1回以上廃棄等の処理を行うこと。
5 危険物貯蔵し、又は取扱う場合において、当該危険物が漏れ、あふれ、 又は飛散しないように必要な処置を講ずること。
1
【解説】
危険物の種類によっては火気厳禁でないものもある。
危険物乙4模擬テスト②【基礎的な物理と化学】
[問 16] エチルアルコールの燃焼反応式で、次のうち正しいものはどれか。
1. 2C₂H₅OH + 2O₂ →3CO₂+ H₂O
2.3C₂H₅OH + 2O₂→2CO₂+4H₂O
3.C₂H₅OH + 3O₂ →2CO₂+3H₂O
4.C₂H₅OH + O₂→3CO₂+2H₂O
5.2C₂H₅OH + 3O₂ →CO₂+ H₂O
3
【解説】
右辺と左辺でC・H・Oの数が同じものをえらぶ。
[問 17] 燃焼の三要素が揃っている組合せは、次のうちどれか。
1 水素・酸素・窒素
2 硫黄・酸素・火源
3 赤りん 一酸化炭素・火源
4 一酸化炭素・水素・火源
5 プロパン空気・二酸化炭素
2
【解説】
燃焼の三要素は➀可燃物②酸素供給源③火源である。
1と5⇒火源がない
3と4⇒酸素がない
[問 18] 「ある可燃性物質の発火点は260°Cである。」 この文の意味として、次のうち正しいものはどれか。
1.260°Cに加熱すると自ら燃え出す。
2.260°Cに加熱すると引火する。
3.260°Cに加熱すると火源があると燃える。
4.260°C以下では火源があっても燃えない。
5.260°C以上に加熱しても火源がなければ燃えない。
1
【解説】
発火点とは加熱していくと自ら燃え出す最低の液温のこと。
[問 19] 消火方法の説明として、 次のうち誤っているものはどれか。
1 ハロゲン化物消火剤は、すべて窒息効果である。
2 強化液 (霧状) は、 油火災に適応している。
3 二酸化炭素消火剤で、ガソリン火災を消火することができる。
4 水は比熱や気化熱が大きいため、 冷却効果が大きい。
5 粉末消火剤は、油火災に適応している。
1
【解説】
ハロゲン化合物消火剤には窒息効果と抑制(負触媒)効果がある。
[問 20] 次の液体の引火点及び燃焼範囲の下限界の数値として考えられる組 合せとして、正しいものはどれか。
「ある引火性液体は、30°Cで液面付近に濃度9vol%の可燃性蒸気を発生した。この状態でマッチの火を近づけたところ引火した。」
引火点 | 燃焼範囲の下限界 | |
1 | 10℃ | 11 vol% |
2 | 15℃ | 4 vol% |
3 | 25℃ | 10 vol% |
4 | 35℃ | 8 vol% |
5 | 45℃ | 6 vol% |
2
【解説】
設問より30℃で引火したので引火点35℃と45℃は誤り。
また濃度9%で引火したので、燃焼範囲の火源が10、11vol%は誤り。
[問 21] 静電気について、 次のうち誤っているものはどれか。
1 静電気による火災では、燃焼物に適応する消火方法をとればよい。
2 静電気の蓄積を防止するには、湿度を下げたほうがよい。
3 静電気は、一般に物体の摩擦などによって発生する。
4 石油類等を取扱うとき、 静電気に注意する必要があるのは、静電気の放電 花火が点火源となりうるからである。
5 石油類などをホースで移送する場合、発生する静電気の量は、流速が速いほど大きい。
2
【解説】
静電気は湿度が高いほど発生しにくい
[問 22] 酸化反応に該当するものは、次のうちどれか。
1 木炭 ⇒ 一酸化炭素
2 黄りん⇒赤りん
3 いおう⇒硫化水素
4 水⇒水蒸気
5 濃硫酸⇒希硫酸
1
【解説】
2は同素体
3は還元
4は物理変化
5は希釈
[問 23] 物質の変化を、物理変化と化学変化に分類した場合、次のうち誤っているものはどれか。
1.エチルアルコールにメチルアルコール、ホルマリン等を添加して、変性アルコールを造る。
⇒物理変化
2.炭化カルシウムに水を加えてアセチレンを造る。
⇒化学変化
3.過酸化水素水に二酸化マンガンを加え酸素を造る。
⇒化学変化
4.原油を蒸留してガソリンを造る。
⇒化学変化
5.ゴマの種子を圧さくして、ごま油を造る。
⇒物理変化
4
【解説】
原油がガソリンになるのは物理変化
[問 24] 希塩酸を加えると、 沈殿を生じる金属イオンは、次のうちどれか。
1.Na⁺
2.Mg²⁺
3.Ag⁺
4.Al³⁺
5.Fe³⁺
3
【解説】
イオン化傾向のH(水素)よりも左側が溶液になりやすいもの
右側が沈殿して析出するもの。
K、Ca、Na、Mg、Al、Zn、Fe、Ni、Sn、Pb、H、Cu、Hg、Ag、Pt、Au
[問 25] 次のうち、誤っているものはどれか。
1 塩基とは、水に溶けると水酸化物イオン (OH) を生じる物質をいう。
2 中和とは、酸と塩基とが反応して、塩と水を生じることをいう。
3 酸化とは、物質が酸素を失ったり水素と化合したり電子を取り入れたりする反応をいう。
4 還元剤とは、ほかの物質を還元し、自身は酸化されるものをいう。
5 塩の加水分解とは、 塩が水に溶けてアルカリ性又は酸性を示す反応をいう。
3
【解説】
3 は還元の説明である。
危険物乙4模擬テスト③【危険物の性質と火災予防及び消火の方法】
[26] 危険物の類ごとの性状として、次のうち正しいものはどれか。
1 第1類の危険物は、 強還元性の液体である。
2 第2類の危険物は、 不燃性であるが加熱すると分解して酸素を放出する。
3 第3類の危険物は、 自然発火又は水と接触して発火若しくは可燃性ガスを 発生する。
4 第5類の危険物は、 強酸化性の固体である。
5 第6類の危険物は、 可燃性で強い酸化性がある。
3
【解説】
第1類と第6類の危険物は、酸化性の物質で燃焼しない。
第2類の危険物は可燃性
第5類の危険物は自己反応性の固体または液体
[問 27] ガソリンを注入する際、静電気の蓄積を防止する処置として、次のうち誤っているものはどれか。
1 ガソリンを注入する際は、できるだけ流速を遅くする。
2 移動タンク貯蔵所に注入する際、 移動タンク貯蔵所を絶縁した。
3 固定給油設備のホースは、アース線入りのものを用いた。
4 作業服は化学繊維ではなく木綿にした。
5 容器に詰替える室内の湿度を高くした。
2
【解説】
移動タンク貯蔵所は、静電気が発生しないようにタンクを接地する。
[問 28] 移動タンク貯蔵所から地下タンクに危険物を注入する際、地下タンク が容量オーバーとなり危険物が流出する事故が度々発生しているが、この ような事故を防止するために行う確認事項として、次のうち誤っているものはどれか。
1 注入する地下タンクと移動貯蔵タンクの残油量を確認すること。
2 移動貯蔵タンクの底弁の開閉に誤りがないか確認すること。
3 地下タンクの注入口の選択に誤りがないか確認すること。
4 地下タンクの計量口が開放されていること。
5 給油ホースと注入口が確実に結合されていること。
4
【解説】
地下タンクの計量口は、計量しない時は閉めておく。
[問 29] 第4類の危険物火災の一般的消火方法として、次のうち誤っているものはどれか。
1 粉末消火剤は効果的である。
2 窒息消火は効果的である。
3 泡消火剤は効果的である。
4 強化液消火剤は霧状で放射すると効果的である。
5 引火点が低いので、 注水による冷却消火が効果的である。
5
【解説】
第4類の消火では、水と棒状の強化液は使えない。
[問 30] 第4類危険物の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
1 すべて引火性の液体である。
2 常温(20°C)において、ほとんどが液体である。
3 水に溶けにくいものが多い。
4 水より軽いものが多い。
5 蒸気比重は、空気より軽いものが多い。
5
【解説】
第4類の蒸気比重は空気より重い
[問 31] 自動車用ガソリンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
1 引火点は-40°C以下である。
2 流動により静電気が発生しやすい。
3 水より軽い。
4 燃焼範囲は、おおむね1 ~ 8vol%である。
5 褐色または暗褐色の液体である。
5
【解説】
ガソリンは無色であるが、自動車用はオレンジに着色している。
[問 32] 酢酸の性状として、次のうち正しいものはどれか。
1 無色無臭の液体である。
2 水より軽い。
3 金属を腐食させる有機酸である
4 水とは任意の割合で混合するが、 アルコールとエーテルには溶けない。
5 引火点は常温 (20°C) より低い。
3
【解説】
酢酸は刺激臭があり、水より重く、アルコールやエーテルに溶け、第二石油類なので引火点は常温20℃より高い。
[問 33] 動植物油類の性状として、次のうち誤っているものはどれか。
1 引火点以上に加熱すると、 火花などで引火する危険性がある。
2 乾性油は、ぼろ布にしみ込ませて積み重ねると自然発火することがある。
3 水に溶けない。
4 一般に無色透明な液体である。
5 引火点は300°C程度である。
5
【解説】
動植物油類の引火点は250℃未満
[問 34] 流動によって静電気が最も帯電しにくいものは、次のうちどれか。
1 トルエン
2 ベンゼン
3 軽油
4 ガソリン
5 エチルアルコール
5
【解説】
静電気が帯電しにくいものは、水に溶けるものなので、設問ではエチルアルコールが該当する。
[問 35] ベンゼンとトルエンの性状として、次のうち誤っているものはどれか。
1 無色透明な液体である。
2 水に溶けるがアルコールには溶けない。
3 引火点は常温(20°C) より低い。
4 芳香族炭化水素に属し、 蒸気は芳香性がある。
5 樹脂、油脂、ゴムをよく溶かす。
2
【解説】
ベンゼン、トルエンは水に溶けないでアルコールや有機溶剤に溶ける。
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