ガソリンや灯油が該当する第4類危険物を取扱う【乙4】は、危険物取扱者の中で最も人気な資格です。
タンクローリーの運転をする場合や石油メーカー、化学メーカー、ガソリンスタンド等で働く場合など、危険物を取扱うさまざまな職種で必要、または重宝される資格とも言えるでしょう。
またガソリンスタンドでアルバイトをする場合にも、危険物乙4の資格を持っていると時給が上がるなど、学生にも人気の資格となっています。
そんな危険物取扱者【乙4】の資格試験についてさらに深堀り!
合格率や勉強時間、試験内容などをまるっと解説していきますのでぜひどうぞ(*’▽’)
乙4★危険物取扱者試験の【合格率や難易度】について
危険物取扱者乙4の合格率は平均30~40%です。
試験科目は以下の3科目で、それぞれ60%以上の正答率が必要とされています。
危険物取扱者乙4の試験内容 | 問題数 | 試験時間 |
危険物に関する法令 | 15 | 2時間 |
基礎的な物理学および基礎的な化学 | 10 | |
危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法 | 10 |
つまり、どれかひとつでも正答率が60%以下になってしまうと、ほかの科目が満点でも不合格となってしまいます。
一方で、合格者の定員などは設けられていないため、足切り点はありませんのでご安心ください。
それぞれの試験内容をまんべんなくしっかり勉強すれば、だれでも合格がねらえます。
一方で、危険物取扱者乙4の難易度は、合格率(30~40%)から考えるとむずかしいと思うかもしれません。
しかし実際は、そこまで難易度は高くないと言えます。
なぜなら、すべてマークシートであり記述や口述試験がないため、そのような記述や口述がある試験よりは確実に合格しやすいからです。
一方で、危険物取扱者乙4の難易度が高い(むずかしい)と感じる理由は以下のとおりと推測できます。
- 苦手な科目がある
- 危険物取扱者の試験に初めて挑戦する
- 学校や会社に言われ無理やり受験する(合格率低↓)
- 暗記が苦手
危険物取扱者乙4の試験科目は以下の3科目で、それぞれ60%以上の正答率が必要です。
苦手な科目があり、1科目だけでも正答率が60%を切ると、それだけで不合格となってしまいます。
また要領が分からないまま危険物取扱者試験に挑戦したり、学校や会社に言われて無理やり受験する方々も多くいたりするので、合格率は低くなる傾向と言えるでしょう。
さらに暗記が苦手な方には、試験範囲が広いため、合格が難しい(難易度が高い)と感じるかもしれません。
乙4★危険物取扱者試験の【勉強時間】はどれくらい?
つづいては、私が危険物取扱者乙4に合格した時のリアルな勉強時間です。
私の場合、基本的には約1週間(7日間)の勉強で合格できました。
でもこれは、職場のサポートもあって、1日3時間くらい時間が確保できたことが大きいですね。(仕事中も空いた時間は勉強してよいと言われていた)
一方で、仕事以外の時間のみで合格するなら、1ヶ月程度は確保できると良いです。
仕事や家庭それぞれで資格勉強に使える時間は違うと思いますので、無理のない計画を立てて勉強を進めることが大切です。
さらに勉強方法など知りたい方は以下の記事をご覧ください。
危険物取扱者乙4合格者が語る!リアルな勉強時間や勉強方法について
乙4★危険物取扱者の【試験日や試験内容】について
危険物取扱者乙4の試験は、各都道府県ごとに日程が異なります。
基本的には月に2回ほど試験が実施されており、申込み申請は試験日の約1ヵ月半前の2週間です。
例えば、東京都で6月上旬に試験を受けたい場合は、4月中には申請の申込をしておかなければいけません。
細かい日程は、「一般財団法人 消防試験研究センター」で該当する都道府県を検索してみてください。
【以下公式HPリンク】
危険物取扱者乙4試験の概要 | |
試験日 | 各都道府県ごとに日程が異なるので注意!基本的には月に2回ほど試験が実施 |
申込み期間 | 申込み申請は試験日の約1ヵ月半前の2週間例:6月上旬に試験を受けたい場合は、4月中には申請の申込みを行う |
受験料金 | 4,600円 |
また合格発表日は、試験日から約2週間後となっています。
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つづいて、危険物取扱者乙4の試験内容(時間)についてです。
危険物取扱者乙4に関する試験科目と問題数は以下のとおりです。(問題数全35問)
すべてマークシート(5択)であり、試験時間は2時間となっています。
危険物取扱者乙4の試験内容 | 問題数 | 試験時間 |
危険物に関する法令 | 15 | 2時間 |
基礎的な物理学および基礎的な化学 | 10 | |
危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法 | 10 |
そのほか、
- 他の類の危険物取扱者
- 火薬類製造保安責任者
- 火薬類取扱保安責任者
などの資格をもつ場合、または消防団員として5年以上勤務し消防学校で所定の教育を修了している場合は、試験の一部免除があります。
さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。
以上です。
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Webテキストや無料問題集などぜひチェックしてみてください。
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