危険物乙4法令の問題!計算問題付き

危険物法令(乙4過去問形式) 危険物乙4無料問題集★過去問形式

危険物の関係法令分野からランダムで出題しています。

計算問題もありますのでぜひチャレンジしてみてください。

危険物乙4法令★問題(過去問形式)計算問題付き

【1】法令上、危険物取扱者について、次のうち正しいものはどれか。

1 免状の交付を受けても、製造所等の所有者等から選任されなければ危険物取扱者ではない。

2 丙種危険物取扱者が立ち会っても、危険物取扱者以外の者は、危険物を取り扱うことができない。

3 乙種第4類の免状を有する危険物取扱者は、特殊引火物を取り扱 うことができない。

4 甲種危険物取扱者だけが、危険物保安監督者になることができる。

5 危険物施設保安員を置いている製造所等は危険物取扱者を置かなくてもよい。

【解説】

1免状の交付があれば危険物取扱者である

2(〇)

3特殊引火物は乙種第4類の免状範囲

4危険物保安監督者には乙種もなれる

5危険物保安員は危険物保安監督者(甲乙危険物取扱者)の指示に従って保安作業をする人であり、危険物取扱者は必要

【2】市町村長等の命令で、 次のうち適当でないものはどれか。

1 尊守命令

2 使用停止命令

3 修理、改造、 移転の命令

4 返納命令

5 解任命令

【解説】

免状の交付や返納命令を行うのは都道府県知事

【3】法令上、免状について、 次のうち誤っているものはどれか。

1 免状の種類には、 甲種、 乙種及び丙種がある。

2 乙種危険物取扱者の免状には、 取扱うことができる危険物の類が 記載されている。

3 免状の記載事項に変更を生じたときは、 居住地又は勤務地を管轄 する市町村長等に、 当該免状の書換えを申請しなければならない。

4 免状を亡失したときは、免状の交付又は書換えをした都道府県知 事に、その再交付を申請することができる。

5 免状を亡失してその交付を受けた者は、 亡失した免状を発見した 場合は、これを10日以内に免状の再交付を受けた都道府県知事に 提出しなければならない。

【解説】

免状の記載事項(氏名、本籍地、写真が10年以上経過)に変更が生じたときは、交付地、居住地または勤務地の都道府県知事に申請して免状を書き換える。(市町村等ではない)

【4】危険物の取り扱い作業の保安に関する講習について、 次のうち誤ってい るものはどれか。

1 危険物保安監督者に選任されている者は、受講が義務づけられている。

2 製造所等で危険物の取扱い作業に従事している危険物取扱者に対 して、受講が義務づけられている。

3 受講義務のある危険物取扱者が受講しなかったときは、 免状の返 納命令の対象となる。

4 免状の交付を受けた都道府県だけでなく、 どこの都道府県で行わ れている保安講習であっても受講することが可能である。

5 受講義務のある危険物取扱者のうち、 甲種及び乙種危険物取扱者 は3年に1回、 丙種取扱者は5年に1回、 それぞれ受講しなければ ならない。

【解説】

実務に従事している危険物取扱者は、3年に1回、保安講習を受講する義務がある。

受講については危険物取扱者免許の種類に関係はない。

【5】次の文の( )にあてはまる語句の組合せは、 次のうちどれか。

「保安講習の対象者は、 危険物作業に従事してから (A) 年以内に、そ の後は (B)年以内に講習を受けなければいけない。」

1 A(1年)B(5年)

2 A(1年)B(3年)

3 A(1年)B(5年)

4 A(2年)B(5年)

5 A(3年)B(5年)

【解説】

保安講習は危険物作業に従事してから1年以内に受講し、その後は3年に1回受講しなければならない。

一方で、危険物作業に従事していないときは、受講する必要はない。

【6】法令上誤っているものは、次のうちどれか。

1 指定数量以上の危険物は、製造所、貯蔵所及び取扱所以外の場所 で貯蔵し、又は取り扱ってはならない。

2 製造所等の設備を変更する場合は、 市町村長等に許可を得なければならない。

3 製造所等において、 指定数量以上の危険物をいかなる場合であっても取り扱ってはならない。

4 指定数量の10倍以上を取扱う製造所等においては、 避雷設備を設けなければならない。

5 移動タンク貯蔵所は、屋外の防火上安全な場所、又は不燃材で造った建物の一階に常置する。

【解説】

製造所等は、指定数量以上の危険物を製造したり、貯蔵したり、取り扱う施設のこと。

「いかなる場合」というのは絶対という意味で誤っていることが多いので注意してください。

【7】重油 200L の金属ドラム缶 45本、 軽油 200L の金属ドラム缶 50本、 ガソリン18Lの金属缶 150本を貯蔵する場合、 指定数量はその危険物の何倍か。

1 23.5倍

2 25.0倍

3 28.0倍

4 30.5倍

5 31.0倍

【解説】

重油の指定数量は2,000L、軽油の指定数量は1,000L、ガソリンの指定数量は200Lであるため、計算式は以下のとおり。

計算式:(200×45/2,000)+(200×50/1000)+(18×150/200)=28.0倍

【8】屋内貯蔵所において次のA~Dの危険物を取扱う場合、指定数量の何倍となるか。

A: ガソリン2,000L

B: メタノール800L

C: 灯油8,000L

D : 軽油 6,000L

1. 10.5 倍 2. 14倍 3. 19倍 4. 21倍 5. 26倍

【解説】

計算式は以下のとおり。

計算式:(2,000/200)+(800/400)+(8,000/1,000)+(6,000/1,000)=26倍

【9】保安距離を30m以上とらなければいけない建物は、次のうちどれか。

1. 7,000Vを超え 35,000V未満の高圧架空電線

2. 35,000V以上の高圧架空電線

3. 高圧ガス施設

4. 施設外の住宅

5. 高等学校

【解説】

保安距離は以下のとおり。

1. 7,000Vを超え 35,000V未満の高圧架空電線(3m以上)

2. 35,000V以上の高圧架空電線(5m以上)

3. 高圧ガス施設(20m以上)

4. 施設外の住宅(10m以上)

5. 高等学校(30m以上)

移動タンク貯蔵所

【10】病院・学校などから保安距離をとらなければいけないものは、 次のうちどれか。

1 屋外貯蔵所

2 地下タンク貯蔵所

3 屋内タンク貯蔵所

4 移動タンク貯蔵所

5 給油取扱所

【解説】

保安距離が必要でない危険物施設は、以下のとおり。

  • 地下タンク貯蔵所
  • 移動タンク貯蔵所
  • 屋内タンク貯蔵所
  • 簡易タンク貯蔵所
  • 給油取扱所(地下タンク)
  • 販売取扱所
  • 移送取扱所

【11】次の中で保有空地を置かなくてはいけないものの組合せは、 次のうちどれか。

1 販売取扱所、給油取扱所、屋内タンク貯蔵所

2 地下タンク貯蔵所、屋内タンク貯蔵所、製造所

3 屋内タンク貯蔵所、屋内貯蔵所、販売取扱所

4 一般取扱所、屋外貯蔵所、屋内貯蔵所

5 給油取扱所、製造所、簡易タンク貯蔵所

【解説】

保安距離が必要な施設は以下のとおり。

  • 製造所
  • 屋内貯蔵所
  • 屋外タンク貯蔵所
  • 屋外貯蔵所
  • 一般取扱所
  • 簡易タンク貯蔵所
  • 移送取扱所

【12】保有空地が必要な施設は、次のうちいくつあるか。

屋内タンク貯蔵所、屋内貯蔵所、簡易タンク貯蔵所(屋外にある)、一般取扱所、給油取扱所

1.1つ 2.2つ 3.3つ 4.4つ 5.5つ

【解説】

保有空地が必要な施設は以下のとおり。

  • 製造所
  • 屋内貯蔵所
  • 屋外タンク貯蔵所
  • 屋外貯蔵所
  • 一般取扱所
  • 簡易タンク貯蔵所
  • 移送取扱所

【13】屋内貯蔵所の説明について、 次のうち誤っているものはどれか。

1 「屋内貯蔵所」と書かれ、 防火についての掲示板がある。

2 床は危険物が浸透しない構造で適度な傾斜があり、かつ貯留設備がある。

3 壁は耐火構造で、 屋根は不燃材料で軽量なもの。

4 蒸気は低所に滞留するので、 換気は低所に排出する。

5 窓を設ける際は、 網入りガラスにする。

【解説】

蒸気は低所に滞留するので、換気は低所からくみ上げて高所に排出する。

【14】各貯蔵所の説明として、 次のうち正しいものはどれか。

1 屋外貯蔵所・・・屋外の場所において、 第4類危険物のみ貯蔵し、又は取扱う貯蔵所。

2 一般取扱所・・・危険物を容器に入れたまま販売、又は取扱う貯蔵所。

3 地下タンク貯蔵所・・・ 屋内のタンクにおいて危険物を貯蔵し、 又は取扱う貯蔵所。

4 移動タンク貯蔵所・・・車両、 鉄道の貨車又は船舶のタンクにおいて危険物を貯蔵し、又は取扱う貯蔵所。

5 屋内貯蔵所 ・・・屋内の場所において、危険物を貯蔵し、又は取扱う貯蔵所。

【解説】

1屋外貯蔵所で貯蔵するのは第4類危険物のみではなく、第2類の硫黄なども貯蔵、または取り扱うことが可能。

2危険物を容器に入れたまま販売するのは販売取扱所であって、一般取扱所ではない。

3は屋内タンク貯蔵所の説明である。

4移動タンク貯蔵所は、車両に固定されたタンクにおいて危険物を貯蔵しまたは取り扱う施設

5記述のとおり(〇)

【15】危険物を貯蔵し、 又は取扱う屋内貯蔵所の位置、 構造及び設備の基準について、次のうち正しいものはどれか。

1 建造物は地下を有してもよい。

2 建造物に窓や出入り口に設けるガラスは、 網入りガラスでなくてもよい。

3 建造物において、 危険物の5以上の倍数の量を取扱う場合、周囲 に危険がない場合を除き、 避雷針設備が必要である。

4 建造物において、 屋根は耐火構造とし、 天井を設けることができる。

5 危険物を取扱う屋内貯蔵所は、 危険物を取扱うために必要な採光、 照明、換気の設備を備えること。

【解説】

★屋内貯蔵所のポイント

  • 地下を有してはいけない
  • 窓を設ける場合は網入りガラスでないといけない
  • 避雷針設備が必要になるのは危険物10倍の量を取扱う場合
  • 天井を設けてはいけない

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⑩乙4法令問題★過去問形式(危険物取扱者試験対策)

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