危険物乙4の関係法令分野からランダムで出題しています。(過去問形式)
計算問題もありますのでぜひチャレンジしてみてください。
乙4法令問題をチェック!過去問形式(危険物取扱者試験対策)
【1】灯油 200Lと一緒に貯蔵すると法定上指定数量以上になるものは、次のうちどれか。
1 ガソリン・・・100L
2 重油・・・1,000L
3 軽油・・・800L
4 ギヤー油・・・1,500L
5 ジエチルエーテル・・・30L
3
【解説】
法定上指定数量以上とは、1倍以上のこと。
灯油は200L÷1,000L=0.2で、あと0.8倍となる。
1.ガソリン100L÷200=0.5
2.重油1,000L÷2,000=0.5
3.軽油800L÷1,000=0.8
4.ギヤー油1,500L÷6,000=0.25
5.ジエチルエーテル30L÷50=0.6
よって3が正解となる。
【2】法令上、10日前までに届け出なければならないもので、 次のうち正しいものはどれか。
1 仮貯蔵
2 仮使用
3 貯蔵する危険物の品名、数量、 指定数量の倍数の変更の届出
4 製造所等の譲り渡しの届出
5 予防規程
3
【解説】
危険物の品名・数量または指定数量の倍数の変更は10日前までに市町村等へ届け出なければならない。
仮貯蔵、仮使用は「承認」が必要
譲渡または引渡しは「遅滞なく」届け出る
予防規程は「認可」が必要
【3】仮使用について、次のうち正しいものはどれか。
1 仮使用とは、 定期点検中の製造所等を10日以内の期間、仮に使用することをいう。
2 仮使用とは、 製造所等を変更する場合に、工事が終了した部分を仮に使用することをいう。
3 仮使用とは、 製造所等の設置工事において、 工事終了部分の機械装置を完成検査前に試運転することをいう。
4 仮使用とは、 製造所等を変更する場合、 変更工事の開始前に仮に使用することをいう。
5 仮使用とは、 製造所等の一部を変更する場合に、 変更工事に係る部分以外の全部又は一部につき、 市町村長等の承認を受けて完成検 査前に仮に使用することをいう。
5
【解説】
仮使用とは、製造所等の一部を変更する場合に、変更工事に係る部分以外の全部または一部につき、市町村等の承認を受けて完成検査前に仮に使用することをいう。
【4】仮使用について、次のうち正しいものはどれか。
1 工事に係る部分の一部又は全部を市町村長等に認可させて使用する。
2 工事に係る部分以外の一部又は全部を消防長・消防署長に承認させて使用する。
3 検査で不合格となった部分以外の合格した部分を市町村長等に承認を受けて使用する。
4 工事に係る部分以外の一部又は全部を市町村長等に承認させて使用する。
5 検査前に市町村長等に届け出て完成した部分から使用する。
4
【解説】
仮貯蔵、仮取扱、仮使用など、【仮】がつけば承認が必要。
仮貯蔵と仮取扱は消防庁、消防署長の承認
仮使用は市町村等の承認を受ける
【5】法令上、製造所等の位置、構造又は設備を変更する場合、完成検査を受ける前に当該製造所等を仮に使用する際に正しいものは、次のうちどれ か。
1 工事中に変更工事に係る部分の全部又は一部を使用するために、市町村長等に承認を申請する。
2 工事中に変更工事に係る部分の全部又は一部を使用するために、所轄消防長又は消防署長に承認を申請する。
3 工事中に変更工事に係る部分以外の全部又は一部を使用するために、都道府県知事に承認を申請する。
4 工事中に変更工事に係る部分以外の全部又は一部を使用するために、市町村長等に承認を申請する。
5 工事中に変更工事に係る部分以外の全部又は一部を使用するために、所轄消防長又は消防署長に承認を申請する。
4
【解説】
工事中に変更工事に係る部分以外の全部または一部を使用することを「仮使用」といい、市町村等に申請して承認を受けなければならない。
【6】予防規程に定められていないものは、次のうちどれか。
1 事故等の調査に関すること。
2 危険物施設の運転に関すること。
3 補修に関すること。
4 地震等のときの設備に関すること。
5 安全管理に関すること。
1
【解説】
事故が起こらないように規定を定めるのが予防規程なので、事故が起きてしまった後の調査は予防規程には定めていない。
【7】法令上、危険物保安監督者の選任要件のひとつに、一定期間以上の危険物の取扱いの実務経験が求められるが、 次のうちその期間はどれか。
1. 1カ月以上
2. 3カ月以上
3. 6カ月以上
4. 9カ月以上
5. 1年以上
3
【解説】
危険物保安監督者になれるのは、甲種あるいは乙種で6ヶ月以上の実務経験を有する人である。
【8】法令上、危険物保安監督者がしなければいけないことについて、次のうち誤っているものはどれか。
1 危険物の取扱い又は貯蔵時は、 誠実に作業を行わなければならな い。
2 危険物施設保安員の指示に従って保安の監督をしなければならない。
3 危険物保安監督者は保安に関する指示を作業員に行い、 取扱いをさせなければならない。
4 火災等の災害が発生した場合指揮をとって消火にあたり、 消防機関に連絡をとらなければならない。
5 災害に備え、近くの製造所等の関係者に連絡を取っておく。
2
【解説】
危険物施設保安員に指示するのが危険物保安監督者(説明が逆)
【9】危険物保安監督者に関するA~Dの説明のうち、正しいものはいくつあるか。
A 危険物保安監督者は、 甲種又は乙種危険物取扱者で、製造所等での実務経験を6カ月以上有する者でなければならない。
B 危険物保安監督者は、 危険物取扱い作業の保安に関する監督業務を行わなければならない。
C 危険物保安監督者は災害の防止に関して、 隣接する製造所等その他関連する施設の関係者との間に連絡を保つこと。
D 危険物施設保安員のいる製造所等については、 危険物施設保安員の指示に従う。
- 1つ 2. 2つ 3. 3つ 4. 4つ 5. 0 (すべて間違い)
3
【解説】
A,B,C正しい
D間違い
危険物保安員は危険物保安監督者の指示に従って保安作業をする人(説明が逆)
【10】屋外貯蔵所に貯蔵し、取扱うことができる危険物で、次のうち誤っているものはどれか。
1 ナトリウム
2 ギヤー油
3 軽油
4 重油
5 硫黄
1
【解説】
屋外貯蔵所に貯蔵し取り扱うことができる危険物は、第2類の硫黄、引火性固体、第4類のアルコール類、第二石油類、第三石油類、第四石油類などである。
ナトリウムは第3類危険物なので屋外貯蔵所に貯蔵・取扱いはできない。
【11】法令上、移動タンク貯蔵所による危険物の移送、貯蔵及び取扱いについて、次のうち誤っているものはどれか。
1 移動タンク貯蔵所には、 完成検査済証を備え付けなければならな い。
2 移動タンク貯蔵所に乗車する危険物取扱者は、 免状を携帯しなけ ればならない。
3 危険物を移送する者は、 移動タンク貯蔵所を、 休憩又は修理のために一時停止する場合は、 安全な場所を選ばなければならない。
4 移動タンク貯蔵所は、屋外の防火上安全な場所、又は壁、床、はり及び屋根を耐火構造とし、若しくは不燃材料で造られた建築物の 1階に常置しなければならない。
5 積載式以外の移動貯蔵タンクの容量は、 50,000L以下としなければならない。
5
【解説】
移動タンク貯蔵所のタンク容量は30,000L以下である。
【12】法令上、給油取扱所における「給油空地」の説明として、次のうち正しいものはどれか。
1 給油取扱所の専用タンクに移動貯蔵タンクから危険物を注入すると き、移動タンク貯蔵所が停車するために設けられた空地のことである。 2 懸垂式の固定給油設備と道路境界線の間に設けられた、 幅4m以 上、奥行き6m以上の空地のことである。
3 固定給油設備のうちホース機器の周囲に設けられた、 4m²以上の空地のことである。
4 消防活動及び延焼防止のために給油取扱所の周囲に設けられた、 幅3m以上、長さ10m以上の空地のことである。
5 固定給油設備のうち、 ホース機器の周辺に、 自動車等に直接給油し、及び給油を受ける自動車等が出入りするために設けられた間口 10m以上、奥行6m以上の空地のことである。
5
【解説】
給油取扱所における給油空地の説明は5のとおり。
【13】次の文の()内にあてはまる語句で、次のうち正しいものはどれか。
「危険物を貯蔵するタンク又は、取扱うタンクに、移動貯蔵タンクから引火点( )の危険物を注入する場合、原動機を停止させなければならない。」
1. 0°C未満
2. 常温(20°C)以上
3. 常温(20°C) 未満
4. 40°C未満
5. 60°C以上
4
【解説】
引火点が40℃未満の危険物を移動タンク貯蔵所から他のタンクに注入するときは、移動タンク貯蔵所の原動機を停止しなければならない。
【14】第1種販売取扱所の位置、構造及び設備の技術上の基準で、次のうち誤っているものはどれか。
1 第1種販売取扱所は、取扱う危険物が指定数量の10倍以下のものをいう。
2 危険物を配合する部屋の床は危険物が浸透しない構造とし、ためますを設けること。
3 窓および出入り口などにガラスを使用する場合、 網入りガラスとする。
4 保安距離、保有空地は必要としないが、 店舗は建物の1階に設けなければならない。
5 店舗部分は壁を耐火構造とするか又は不燃材料で造り、 店舗部分とその他の部分との隔壁は耐火構造とすること。
1
【解説】
販売取扱所は店舗において容器入りのままで販売する施設
指定数量の倍数が15倍以下のものを第1種販売取扱所、15倍を超え40倍以下のものを第2種販売取扱所という。
【15】製造所等における危険物の貯蔵又は取扱いの技術上の基準について、次のうち誤っているものはどれか。
1 危険物のくず、 かす等は1日1回以上当該危険物の性質に応じて 安全な場所で廃棄その他適切な処置をしなければならない。
2 廃油等を廃棄する場合は、 焼却以外の方法で行わなければならない。
3 火災予防のため、 みだりに火気を使用してはならない。
4 常に整理・整頓、清掃に努めること。
5 許可を受けた、 又は届出した数量や指定数量の倍数を超える危険 物を貯蔵し、取り扱わないこと。
2
【解説】
廃油等は焼却による廃棄も可能
焼却する場合には、安全な場所で安全な方法で行い、必ず見張り人をつけなくてはいけない。
【16】製造所等における危険物の貯蔵、取扱いの技術上の基準で、次のうち誤っているものはどれか。
1 係員以外の者をみだりに出入りさせない。
2 みだりに火気を使用しない。
3 タンクの計量口は計量するとき以外は閉鎖しておくこと。
4 危険物のくず、 かす等は1週間に1回以上当該危険物の性質に応じて、安全な場所で廃棄その他適当な措置をすること。
5 危険物を貯蔵し取扱う建築物においては、 当該危険物の性質に応じて遮光又は換気を行うこと。
4
【解説】
危険物のくず、かす等は、1日1回以上当該危険物の性質に応じて安全な場所で廃棄、その他適切な処置をしなければならない。
乙4法令問題まとめ
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