危険物乙4★過去問形式(無料)保安距離・貯蔵所・消火設備など

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Webテキストでは第4章➀~⑭の内容です。

危険物乙4★過去問形式(無料)保安距離・貯蔵所・消火設備など

【1】保安距離について、 正しいものはどれか。

(1) 危険物と住宅は、 5m以上離れている。

(2) 危険物と重要文化財は、 30m以上離れている。

(3) 危険物と大学には、 保安距離は必要ない。

(4) 危険物と高等学校は、 20m以上離れている。

(5) 危険物と5万Vの特別高圧架空電線は、 3m以上離れている。

(3)

【解説】

(1) 危険物と住宅は、 10m以上離れている。

(2) 危険物と重要文化財は、 50m以上離れている。

(3)危険物と大学には、 保安距離は必要ない。(〇)

(4) 危険物と高等学校は、 30m以上離れている。

(5) 危険物と5万Vの特別高圧架空電線は、 5m以上離れている。

【2】 保安距離が必要でないものは、いくつあるか。

屋内貯蔵所

屋内タンク貯蔵所

給油取扱所

移動タンク貯蔵所

屋外貯蔵所

屋外タンク貯蔵所

地下タンク貯蔵所

販売取扱所

(1)1つ (2)2つ (3)3つ (4)4つ (5)5つ

(5)

【解説】必要でないものは以下のとおり。

屋内タンク貯蔵所

給油取扱所

移動タンク貯蔵所

地下タンク貯蔵所

販売取扱所

【3】製造所について、正しいものはどれか。

(1) 屋根は、 難燃材料で作る。

(2) 窓・出入口は耐火設備であること。

(3) 窓は、 防弾ガラスであること。

(4) 床は、 危険物が浸透せず、 傾斜を付けて、 ためますにする。

(5) 建築物は、地階を設けてもよい。

(4)

【解説】

(1) 屋根は、 不燃材料で作る。

(2) 窓・出入口は防火設備であること。

(3) 窓は、 網入りガラスであること。

(4) 床は、 危険物が浸透せず、 傾斜を付けて、 ためますにする。(〇)

(5) 建築物は、地階を設けてはいけない。

【4】 屋内貯蔵所・屋内タンク貯蔵所について、正しいものはどれか。

(1) どちらも、 保安距離・保有空地は必要である。

(2) どちらも、 床は地盤面以上である。

(3) 屋内貯蔵所は、 高さ 5m 未満の平屋建てで、 1000m2以下である

(4) 屋内貯蔵所では、 危険物を多量に貯蔵するとき、 指定数量を10倍ごとに かつ 0.5m以上の間隔をおいて貯蔵する。

(5) 屋内タンク貯蔵所は、指定数量の10倍以下とし、第二石油類・第三石油類は、 10000リットル以下である。

(2)

【解説】

(1) どちらも、 保安距離・保有空地は必要でない。(屋内タンク貯蔵所は必要ではない)

(2) どちらも、 床は地盤面以上である。(〇)

(3) 屋内貯蔵所は、 高さ 6m 未満の平屋建てで、1000m²以下である

(4) 屋内貯蔵所では、 危険物を多量に貯蔵するとき、 指定数量を10倍ごとに かつ 0.3m以上の間隔をおいて貯蔵する。

(5) 屋内タンク貯蔵所は、指定数量の40倍以下とし、第二石油類・第三石油類は、 20000リットル以下である。

【5】 屋外貯蔵所・屋外タンク貯蔵所について、正しいものはどれか。

(1) 屋外貯蔵所に貯蔵できるものは、 第2類の硫黄・引火性固体、アルコール、 第二・第三・第四石油類などである。

(2) 屋外タンクの防油堤の容量は、当該タンク容量の150% 以上である。

(3) 屋外タンクの防油堤の高さは、0.5m以上で、 材質が、 コンクリート又は 土で作られたものである。

(4) 屋外タンクの防油堤の水抜口は、 常に開けておく。

(5) どちらも、 容量は10000リットル以下である。

(1)

【解説】

(1) 屋外貯蔵所に貯蔵できるものは、 第2類の硫黄・引火性固体、アルコール、 第二・第三・第四石油類などである。(〇)

(2) 屋外タンクの防油堤の容量は、当該タンク容量の110% 以上である。

(3) 屋外タンクの防油堤の高さは、0.5m以上で、 材質が、 鉄筋コンクリート又は 土で作られたものである。

(4) 屋外タンクの防油堤の水抜口は、 常に閉めておく。

(5) どちらも、 容量は制限なし

【6】 地下タンク貯蔵所・簡易タンク貯蔵所について、正しいものはどれか。

(1) どちらも、 保安距離・保有空地は必要でない。

(2) 地下タンクの容量は無制限で、簡易タンクの容量は、 1000リットル以下である。

(3) 地下タンクの周囲4カ所に漏えい検査管を設ける。

(4) 地下タンクでは、第5種の消火設備を4個以上設ける。

(5) ほとんどの給油取扱所は、地下タンクではない。

(3)

【解説】

(1) どちらも、 保安距離・保有空地は必要でない。(×簡易タンク貯蔵所は保有空地が必要)

(2) 地下タンクの容量は無制限で、簡易タンクの容量は、600リットル以下である。

(3) 地下タンクの周囲4カ所に漏えい検査管を設ける。(〇)

(4) 地下タンクでは、第5種の消火設備を2個以上設ける。

(5) ほとんどの給油取扱所は、地下タンクである。

【7】 移動タンク貯蔵所について、正しいものはどれか。

(1) 移動タンク貯蔵所は、保安距離・保有空地は必要ない。

(2) 移動タンク貯蔵所の容量は10000リットル以下である。

(3) 移送するときは、 完成検査済書と定期点検記録簿は、事務所に保管する。

(4) 移送するときは、危険物取扱免状は、事務所に保管する。

(5) 移動タンク貯蔵所では、第4種の消火設備を2個以上設ける。

(1)

【解説】

(1) 移動タンク貯蔵所は、保安距離・保有空地は必要ない。(〇)

(2) 移動タンク貯蔵所の容量は30000リットル以下である。

(3) 移送するときは、 完成検査済書と定期点検記録簿は、車内に常備する。

(4) 移送するときは、危険物取扱免状は、常に携帯する。

(5) 移動タンク貯蔵所では、第5種の消火設備を2個以上設ける。

【8】 給油取扱所について、 正しいものはどれか。

(1)給油取扱所は、 保安距離・保有空地は必要である。

(2) 給油取扱所のタンク容量は30000リットル以下で、 廃油タンクの容量は、 10000リットル以下である。

(3) 給油空地は、 間口10m 以上、 奥行 10m 以上の空地を保有すること。

(4) 原動機付き自転車に鋼製ドラムよりガソリンを給油した。

(5) 給油するときは、 自動車の原動機を停止して、 固定給油設備を使用して直 接給油する。

(5)

【解説】

(1)給油取扱所は、 保安距離・保有空地は必要ない。

(2) 給油取扱所のタンク容量は無制限で、 廃油タンクの容量は、 10000リットル以下である。

(3) 給油空地は、 間口10m以上、 奥行 6m以上の空地を保有すること。

(4) 原動機付き自転車に固定給油設備よりガソリンを給油した。(×鋼製ドラム)

(5) 給油するときは自動車の原動機を停止して、固定給油設備を使用して直接給油する。(〇)

【9】 給油取扱所について、正しいものはどれか。

(1) 車の洗剤に、 引火性を有する液体の洗剤を使用した。

(2) 自動車の一部が給油空地からはみ出して、 給油した。

(3) 移動タンク貯蔵所から、 給油取扱所のタンクに入れるとき、 引火点が40°C 未満の危険物の場合、 原動機を停止する。

(4) セルフ型スタンドで、 ハイオクは赤色、 レギュラーは黄色、 軽油は緑色、 灯油は青色の表示をする。

(5) セルフ型スタンドでは、 第2種泡消火設備を設置する。

(3)

【解説】

(1) 車の洗剤に、 引火性を有する液体の洗剤は使えない。

(2) 自動車の一部が給油空地からはみ出して、給油した。(×はみ出してはいけない)

(3) 移動タンク貯蔵所から、 給油取扱所のタンクに入れるとき、 引火点が40°C 未満の危険物の場合、 原動機を停止する。(〇)

(4) セルフ型スタンドで、 ハイオクは黄色、 レギュラーは赤色、 軽油は緑色、 灯油は青色の表示をする。

(5) セルフ型スタンドでは、 第3種泡消火設備を設置する。

【10】 販売取扱所・移送取扱所について、 正しいものはどれか。

(1) どちらも、 保安距離・保有空地は必要でない。

(2) 指定数量の倍数が15倍以下は第2種販売取扱所、15倍を超えて40倍以 下は第1種販売取扱所である。

(3) 販売取扱所とは、 容器に収納し、 小分けして販売する施設である。

(4) 移送取扱所とは、車で移動しながら危険物を取扱う施設である。

(5) 一般取扱所とは、 危険物以外のものを製造、 又は危険物の取扱自体を目的とする施設で、 塗装工場やボイラー室などがある。

(5)

【解説】

(1) どちらも、 保安距離・保有空地は必要でない。(×移送取扱所は必要)

(2) 指定数量の倍数が15倍以下は第1種販売取扱所、15倍を超えて40倍以下は第2種販売取扱所である。

(3) 販売取扱所とは容器に収納し、 そのまま販売する施設である。

(4) 移送取扱所とは、配管およびポンプ等によって危険物を取扱う施設である。

(5) 一般取扱所とは、 危険物以外のものを製造、又は危険物の取扱自体を目的とする施設で、 塗装工場やボイラー室などがある。(〇)

【11】 危険物の取扱・貯蔵などについて、 次のうち正しいものはどれか。

(1) ためます又は油分離装置にたまった危険物は、あふれないように1日に1回くみ上げること。

(2) 危険物のクズ・カス等は1日に1回以上、 破棄等の処置をすること。

(3) 建築物等は、当該危険物の性質に応じた有効な遮光又は換気は必要ない。

(4)危険物が残存している施設・機械器具・容器など修理する場合は、 安全な 場所で行うこと。

(5) 給油取扱所で、 車を引火性のある洗剤で洗車した。

(2)

【解説】

(1) ためます又は油分離装置にたまった危険物は、あふれないように随時くみ上げること。

(2) 危険物のクズ・カス等は1日に1回以上、 破棄等の処置をすること。(〇)

(3) 建築物等は、当該危険物の性質に応じた有効な遮光又は換気は必要である。

(4)危険物が残存している施設・機械器具・容器など修理する場合は、 安全な場所で行うこと。(×危険物を完全に取り除いてから行う)

(5) 給油取扱所で、 車を引火性のない洗剤で洗車した。

【12】 危険物の取扱・貯蔵などについて、 次のうち正しいものはどれか。

(1) 危険物を、安全な場所で、安全な方法で、 見張り人を付けて、焼却した。

(2) 屋内貯蔵所では、 危険物の温度が60°Cを超えないこと。

(3) 各タンクの計量口は、常に開放しておく。

(4) 防油堤の水抜口は、 雨が降ったらたまるので、常に開放しておくこと。

(5) 指定数量未満の危険物を貯蔵し取扱う場合の技術上の基準は、 都道府県条例で定める。

(1)

【解説】

(1) 危険物を安全な場所で安全な方法で、 見張り人を付けて、焼却した。(〇)

(2) 屋内貯蔵所では、 危険物の温度が55°Cを超えないこと。

(3) 各タンクの計量口は、常に閉めておく。

(4) 防油堤の水抜口は、 雨が降ったらたまるので、たまったら水抜きしてすぐに締めておくこと。

(5) 指定数量未満の危険物を貯蔵し取扱う場合の技術上の基準は、 市町村条例で定める。

【13】 運搬・積載について、次のうち正しいものはどれか。

(1)容器の材質は、鋼板・ガラス・陶器などである。

(2) 運搬容器は、 収納口を横に向けて積載すること。

(3) 指定数量以上の危険物を運搬するときは、 『危』 の標識を掲げ、 消火器を備 えること。

(4) 指定数量以上の危険物の運搬を行う場合は、 必ず免状を携帯すること。

(5) 容器は、 内容量の80%以下で、 55°Cでは漏れないような構造であること。

(3)

【解説】

(1)容器の材質は、鋼板・ガラス・陶器などである。(×陶器はダメ)

(2) 運搬容器は、 収納口をに向けて積載すること。

(3) 指定数量以上の危険物を運搬するときは『危』の標識を掲げ、消火器を備えること。(〇)

(4) 指定数量以上の危険物の運搬を行う場合は、 必ず免状を携帯すること。(×運搬には免状不要。積み下ろしは免状をもつ者が行うか、立会いが必要)

(5) 容器は、内容量の98%以下で、 55°Cでは漏れないような構造であること。

【14】 消火設備で、正しいものはどれか。

(1) 屋内消火栓設備は、 第3種消火設備である。

(2) スプリンクラー設備は、第2種消火設備である。

(3) 泡消火設備は、 第1種消火設備である。

(4) 大型消火器は、 第5種消火設備である。

(5) 小型消火器・乾燥砂は、第4種消火設備である。

(2)

【解説】

(1) 屋内消火栓設備は、 第1種消火設備である。

(2) スプリンクラー設備は、第2種消火設備である。(〇)

(3) 泡消火設備は、 第3種消火設備である。

(4) 大型消火器は、 第4種消火設備である。

(5) 小型消火器・乾燥砂は、第5種消火設備である。

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