乙4物理化学で暗記したい内容!一問一答形式にチャレンジ

乙4(物理&化学)問題 危険物乙4無料問題集★過去問形式

危険物乙4試験で出題される、基礎物理&化学の分野からランダムで出題しています。

乙4物理化学で暗記したい内容(一問一答形式)

物理化学は乙4試験でも落としたくない分野です。

問題を解きながら知識を暗記できるようにがんばりましょう。

【乙4物理化学暗記推奨問題1】

次の組み合わせのうち、一般的に最も燃えやすい条件はどれか。

発熱量酸化されやすさ空気との
接触面積
熱伝導率
1大きいやすい大きい小さい
2小さいやすい大きい大きい
3大きいにくい小さい小さい
4小さいやすい大きい小さい
5大きいやすい小さい大きい

【解説】

燃えやすい条件

  • 発熱量が大きい
  • 酸化されやすい
  • 空気との接触面積が大きい
  • 熱伝導が小さい

【乙4物理化学暗記推奨問題2】

メタノールが完全燃焼したときの化学反応式で、 次のうち正しいものはどれか。

1 CH₃OH+O₂→CO₂+H₂O

2 2CH₃OH+3O₂→2CO₂+4H₂O

3 2CH₃OH+2O₂→CO₂+3H₂O

4 CH₃OH+3O₂→2CO₂+3H₂O

5 4CH₃OH+2O₂→4CO₂+2H₂O

2

【解説】

炭素Cと酸素Oと水素Hの数が左辺=右辺になるものを探す

【乙4物理化学暗記推奨問題3】

燃焼の仕方について、 次のうち正しいものはどれか。

1 ガソリンのように、 発生した蒸気がその液面上で燃焼することを表面燃焼という。

2 セルロイドのように、 分子内に含有する酸素によって燃焼することを分解燃焼という。

3 水素のように、 気体がそのまま燃焼することを内部(自己) 燃焼という。

4 コークスのように、分解や蒸発することなく固体が直接燃焼することを直接燃焼という。

5 アルコール類のように、 発生した蒸気が燃焼することを蒸発燃焼という。

5

【解説】

  1. ガソリンは蒸発燃焼
  2. セルロイドは内部(自己)燃焼
  3. 水素は定常燃焼
  4. コークスは表面燃焼

※定常燃焼とは都市ガスやプロパンガスの燃焼のように管理された燃焼のこと

【乙4物理化学暗記推奨問題4】

酸化反応を熱化学方程式で表したとき、 次のうちxに最も近い値はどれか。 ただし、メタン 1g が完全に燃焼すると、 56kJの熱が発生するものとする。 又、メタンの分子量は16とする。

CH₄+2O₂ =CO₂ +2H₂O + x [kJ]

  1. 54
  2. 896
  3. 1520
  4. 2,124
  5. 2,652

2

【解説】

メタン(CH₄)1gが燃えて56kJの熱が発生する場合、CH₄(分子量16)16gが燃えると発熱量は56×16=896kJとなる。

【乙4物理化学暗記推奨問題5】

燃焼の説明として、次のうち誤っているものはどれか。

1 一般に燃焼とは、 光と熱の発生を伴う。

2 可燃物は、燃焼により、安定な酸化物に変化する。

3 一般に、液体の可燃物は、燃焼により加熱され蒸発又は分解し気体となって燃える。

4 燃焼の3要素とは、 点火源、酸素供給源および可燃物である。

5 一般に燃焼は、酸素濃度18vol%になれば燃焼は停止する。

5

【解説】

酸素濃度12vol%でもアセトンは燃焼する。

17vol%でろうそくの炎が消える。

【乙4物理化学暗記推奨問題6】

次の組合せのうち、 一般的に最も可燃物が燃焼しやすい条件はどれか。

発熱量酸化されやすさ周囲の温度熱伝導率
1小さいやすい高い小さい
2大きいやすい高い大きい
3大きいにくい低い小さい
4大きいやすい高い小さい
5小さいにくい低い大きい

【解説】

燃えやすい条件

  • 発熱量が大きい
  • 酸化されやすい(空気との接触面積が大きい)
  • 周囲の温度が高い
  • 熱伝導率が小さい

【乙4物理化学暗記推奨問題7】

燃焼の難易に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。

1 水分の含有量が少ないものほど燃えやすい。

2 空気との接触面積が大きいものほど燃えやすい。

3 周囲の温度が高いものほど燃えやすい。

4 熱伝導率の大きいものほど燃えやすい。

5 可燃性ガスの発生が多いものほど燃えやすい。

【解説】

熱伝導率の小さいものほど熱を溜めやすいため、燃えやすくなる。

炎

【乙4物理化学暗記推奨問題8】

次の反応のうち、アンダーライン(黄)の物質が還元されているものはどれか。

1 二酸化炭素が赤熱した炭素に触れて一酸化炭素になる。

2 黄りんが燃焼して五酸化りんになった。

3 が加熱されて酸化銅になった。

4 木炭が燃焼して二酸化炭素になった。

5 メチルアルコールが燃焼して二酸化炭素と水蒸気になった。

1

【解説】

物質から酸素が減ること、あるいは水素が増える反応を還元という。

1はCO₂からCOとなり、酸素が減っている。

【乙4物理化学暗記推奨問題9】

常温 (20°C) 常圧において、二酸化炭素が燃えない理由として、次のうち正しいものはどれか。

1 酸化反応は起こっているが、 燃焼が継続しないから。

2 酸化反応は起こっているが、 発熱量が小さいから。

3 化学反応が吸熱反応だから。

4 酸素と反応しないから。

5 不完全燃焼で発生した気体だから。

【解説】

燃焼とは物質が発熱と発光をともなって酸素と反応(酸化)する現象

二酸化炭素は酸素と反応しないので燃焼しない。

【乙4物理化学暗記推奨問題10】

鉄及び鉄合金を主体とする構造物で腐食増加をしにくい環境は、次のうちどれか。

1 0°C以下の乾燥した大気中

2 温度差の激しい大気中

3 湿度の高い大気中

4 二酸化窒素の多い大気中

5 二酸化硫黄の多い大気中

【解説】

鉄が腐食するのは、鉄の表面から酸化が起こり、錆びて腐る現象。

酸化は化学反応で酸素を取り込むことであるから、湿度(水)があると金属がイオン化しやすくなって酸素と結合しやすくなる。

さらに二酸化窒素や二酸化硫黄が酸化反応すると、窒素酸化物や硫黄酸化物になって腐食がが増加する。

よって乾燥した大気中は腐食しにくい。

【乙4物理化学暗記推奨問題11】

酸化剤と還元剤について、 次のうち誤っているものはどれか。

1他の物質から水素を奪う性質のあるもの⇒酸化剤

2 他の物質に水素を与える性質のあるもの⇒還元剤

3 他の物質に酸素を与える性質のあるもの⇒還元剤

4 他の物質から酸素を奪う性質のあるもの⇒還元剤

5 他の物質から還元されやすい性質のあるもの⇒酸化剤

【解説】

他の物質に酸素を与える、あるいは水素を奪う性質のあるものが酸化剤

他の物質から酸素をもらう、あるいは水素を与える性質のあるものが還元剤

【乙4物理化学暗記推奨問題12】

単体、化合物、混合物の説明として、次のうち正しいものはどれか。

1 空気は、酸素と窒素の化合物である。

2 水は、酸素と水素の混合物である。

3 二酸化炭素は、酸素と炭素の混合物である。

4 ガソリンは、種々の炭化水素の混合物である。

5 鉄のサビは、単体である。

【解説】

空気とガソリンは混合物

鉄の錆、水、二酸化炭素は化合物

【乙4物理化学暗記推奨問題13】

次のうち単体であるものはどれか。

1 ヘリウム

2 塩化ナトリウム

3 エタノール

4 水

5 空気

【解説】

エタノール、塩化ナトリウム、水は化合物

空気は混合物

【乙4物理化学暗記推奨問題14】

酸素の性状等について、次のうち誤っているものはどれか。

1 無色無臭の気体である。

2 大気中に約21%含まれている。

3 酸素の同素体としてオゾンがあるが、 両者の性状はほぼ同一である。

4 高温では一部の貴金属、 希ガス元素を除き、ほとんど全ての元素と反応する。

5 実験室では、 触媒を利用して過酸化水素水から分解して作られる。

【解説】

酸素とオゾンは同素体であるが性状は異なる。

同素体とは同一元素からできている単体で、原子の結合状態・化学的性質が異なるものをいう。

【乙4物理化学暗記推奨問題15】

有機化合物について、 次のうち誤っているものはどれか。

1 有機化合物は、無機化合物に比べて種類が多い。

2 一般に融点及び沸点の高いものが多い。

3 分子式が同じであっても性質が異なる異性体がある。

4 一般に空気中で燃えて、 二酸化炭素と水を発生するものが多い。

5 一般に水に溶けにくく、 アルコール等の有機溶剤によく溶ける。

【解説】

有機化合物の特徴として、一般に融点および沸点の低いものが多い。

乙4物理化学で暗記したい内容ポイントまとめ

乙4物理化学の問題を解いて、解答をしっかり読み込むこと

間違っている問題のほか、正しい文章も理解(暗記)できるとよい

分からない問題は第2章★基礎物理&化学のカテゴリーをチェック!

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