屋外にあるタンクにおいて、指定数量以上の危険物を貯蔵し、または取り扱う施設を屋外タンク貯蔵所といいます。
屋外タンク貯蔵所の保有空地&距離や消防法の基準に!指定数量も解説
消防法により保安距離は必要で、屋外タンク貯蔵所の保有空地の基準は以下のとおりです。
【屋外タンク貯蔵所の保有空地★基準】
危険物の取扱い最大数量 | 保有空地の幅 |
指定数量の500倍以下 | 3m以上 |
指定数量の500倍超 | 倍数によって5m~15m以上 |
【消防法】屋外タンク貯蔵所の基準
【屋外タンク貯蔵所★イメージ図】
防油堤の容量は当該タンク容量の110%以上です。
※注)タンクが複数あるときの防油堤容量は最大タンク容量の110%以上
防油堤の高さは0.5m以上で、材質が鉄筋コンクリートまたは土でつくられたものと規定されています。
また防油堤の水抜き口は常に閉鎖してください。
屋外タンク貯蔵所に関連する危険物乙4試験での例題
ここで、危険物取扱者乙4試験に出る例題を解いてみましょう。
【例題】屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所について正しいものはどれか。
➀屋外貯蔵所に貯蔵できるものは、第2類の硫黄・引火性固体、アルコール、第二、第三、第四石油類などである。
②屋外タンクの防油堤の容量は、当該タンク容量の150%以上である。
③屋外タンクの防油堤の高さは0.3m以上で材質がコンクリートまたは土で作られたものである。
④屋外タンクの防油堤の水抜き口は、常に開けておく。
⑤どちらも容量は10,000リットル以下である。
解答➀
【解説】
➀屋外貯蔵所に貯蔵できるものは、第2類の硫黄・引火性固体、アルコール、第二、第三、第四石油類などである。(〇)
②屋外タンクの防油堤の容量は、当該タンク容量の110%以上である。
③屋外タンクの防油堤の高さは0.5m以上で材質が鉄筋コンクリートまたは土で作られたものである。
④屋外タンクの防油堤の水抜き口は、常に閉めておく。
⑤どちらも容量は制限なし
屋外タンク貯蔵所の保有空地&距離や消防法の基準!指定数量まとめ
●屋外タンク貯蔵所(消防法により保安距離は必要)
危険物の取扱い最大数量 | 保有空地の幅 |
指定数量の500倍以下 | 3m以上 |
指定数量の500倍超 | 倍数によって5m~15m以上 |
防油堤の容量は当該タンク容量の110%以上
※注)タンクが複数あるときの防油堤容量は最大タンク容量の110%以上
防油堤の高さは0.5m以上で、材質が鉄筋コンクリートまたは土でつくられたものと規定
防油堤の水抜き口は常に閉鎖すること
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